ドジャースのグラテロル投手が右肩関節唇の手術で来季前半戦欠場 ハドソン引退もありブルペンの補強必須
ドジャースのリリーフ投手ブラスダー・グラテロル(26)が14日(日本時間15日)に右肩の関節唇の手術を受け、来シーズンの前半を欠場することになった。ロサンゼルスタイムズ紙が同日、報じた。 関節唇は肩関節の周囲にある軟骨組織で、肩を安定させる役割を担う。投手は反復的な動作や激しい動きで関節唇を損傷させることがある。手術で損傷を修復し肩の安定性を回復させ、痛みを軽減する。 グラテロルの手術は、肩のトラブルに悩まされたシーズンを経てのもので、レギュラーシーズンでわずか7試合7回1/3の登板にとどまり、プレーオフの最初の2ラウンドも欠場していた。それでも登板したときは効果的な投球で、平均球速98.3マイル(約158.2キロ)のシンカーを軸に公式戦は7奪三振、2四球で防御率2.45、ワールドシリーズでは3試合の登板で1失点のみだった。23年はベストシーズンで、68試合に登板、4勝2敗7セーブ、防御率1.20だった。 グラテロルの前半戦の欠場は、ドジャースがこのオフシーズンにブルペンを強化する必要性があることを浮き彫りにしている。もう一人の右腕、ダニエル・ハドソン(37)は24年に65試合に登板し6勝2敗10セーブだったが、ワールドシリーズ後に引退を発表した。