蓮舫「2位もダメで3位転落の危機」都知事選…石丸猛追「国政の代理戦争など馬鹿げたマネは是非やめてもらいたい」
小池都政を「評価しない都民」の奪い合い
蓮舫氏と石丸氏は「小池都政を評価しない」層の支持を分けているのだが、その戦略は大きく違う。蓮舫氏が野党議員時代から変わらぬ「超攻撃的スタイル」で小池批判を繰り返すのに対し、石丸氏は是々非々の姿勢を見せているのだ。 朝日新聞DIGITALが6月23日に配信した世論調査によれば、小池氏の8年間の実績を「評価する」は69%に達し、「評価しない」は3割だった。立憲民主支持層でも6割が「評価する」と答えている。JNNの調査でも小池都政を「評価する」は約7割に上り、「評価しない」は約3割にとどまっている。さらに朝日新聞の調査では投票の際に自民党の裏金問題を重視するかとの質問には「重視しない」は48%で、「重視する」(45%)を上回った。 この結果を見ると、蓮舫氏と石丸氏は「小池都政を評価しない」層を取り込みつつ、「評価する」層に切り込んでいく戦略が求められる。ただ、「評価しない」層は約3割しかなく、それを2人で分ける形では自ずと限界もあるだろう。残される選択肢は「評価する」層をいかに取り込むかというわけだ。
蓮舫、公約では具体的な数値目標を掲げず、具体性に乏しい
その点において立憲民主党などには危機感もあるだろう。なぜならば、蓮舫氏は小池氏を批判する際に「7つのゼロはどうなったんでしょうか?」と繰り返してきた。8年前の前々回知事選(2016年)で小池氏が掲げた政策目標の達成状況を徹底批判しているのだが、これは小池氏が国会議員を辞めて都知事選に挑戦した時のものだ。しかし、その時と同じチャレンジャーであるはずの蓮舫氏は5月末の出馬表明から20日後に発表した公約では具体的な数値目標を掲げず、具体性に乏しいなどとメディアで批判されている。 会見時間や公約発表などのタイミングを小池氏と重ねてきた蓮舫氏に対し、石丸氏は「政治家としてはまだ4年。しかし、世界に目を転じれば若い世界各国のリーダーが生まれている」などと独自路線を歩み、若年層を中心に支持が広がりを見せる。全国的な知名度がほとんどなかった石丸氏が「3位」となっているのは、歯に衣着せない言動をする一方で「他者の批判に集中しない」というスタイルも一定の支持を得ているとみられる。加えて、知名度があまりなかったからこそ新鮮味があると映っている点もあるのではないか。
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