意外と知らない「なぜWindows 8と8.1は全く人気がないOSだったのか」
Windows 8及び8.1の失敗を「10」「11」はどう乗り越える?
Windows8と8.1の失敗を受け、登場した「Windows 10」はWindowsの歴史に残る大成功を収めたOSです。また続くWindows 11はいままさに「普及の最中」です。8及び8.1の失敗をどのように後続のバージョンが乗り越えているのか、見ていきましょう。 ■Windows 10はWindowsの歴史に残る大成功
Windows 10はWindows 8で不評だったスタートメニューの刷新が見直され、従来のOSに近い操作感になりました。またIEのレガシーからついに脱却したOSでもあり、Microsoft Edgeがデフォルトのブラウザとして搭載され一定の支持を獲得しました。 結果として後にWindows 11が登場しましたが、Windows 10は販売当時「最後のメジャーアップデート」と銘打たれており、Windows 8及び8.1に嫌悪感を示したユーザーでも「最後のメジャーアップデートならばこの機会にバージョンを乗り換えよう」と導入した可能性が高かったと言えるでしょう。 ■Windows 11はAI機能がどう市場に受け入れられるか未知数? Windows 10は2025年10月にサポートを終了する予定で、Microsoftは11への移行を強く呼びかけています。一方、サポート終了の1年前である2024年10月時点ではWindows 11のシェアは10のシェアを上回っていません。 Windows 11では、AIを活用した機能の強化が図られていますが、Windows 8の失敗を教訓に、ユーザーの実際のニーズと新機能のバランスを慎重に見極める必要があるでしょう。特にCopilotなどのAI機能が、実際のビジネスシーンでどれだけ活用されるかが、今後の成功を左右する重要な鍵となりそうです。
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