【Jr.ウインターカップ】全中準優勝の樟蔭中が2回戦へ、4Qの競り合いを制す[中学バスケ]
樟蔭中は#5伊藤が35得点と牽引
1月4日、「Jr.ウインターカップ2024-25 2024年度第5回全国U15バスケットボール選手権大会」女子1回戦で全中準優勝の樟蔭中(大阪③)と今治オレンジブロッサムジュニア(愛媛)が対戦。樟蔭中が8点リードで迎えた3Q、今治が巻き返して2点差で4Qを迎えた。しかし、No.7小松の3Pシュートをきっかけに得点を重ねた樟蔭中が57-51で勝利し、2回戦進出を決めた。 【写真】樟蔭中対今治オレンジブロッサムジュニアの写真(15点)をチェック 共に5アウトのフォーメーションから攻めていく両者は、ディフェンスが目立つ立ち上がりになった。先に得点を伸ばしたのは今治。No.4安藤心結の得点で先制するとNo.10松澤栞奈がロング2P、ドライブからレイアップと成功させた。一方、No.5伊藤心菜の3Pシュートでチーム初得点を奪った樟蔭中は、No.7小松伶、No.6吉村彩里もシュートを沈めた。クォーター終盤に来て、点を取り合う展開になったが、No.5伊藤が2本の3Pシュートを沈めるなど10得点を挙げた樟蔭中が12-8として1Qを終えた。 2Q、No.12戸嶋凛美の3Pシュートでクォーター初得点を奪った今治はNo.10松澤も続いて得点。しかし、樟蔭中はNo.5伊藤、No.6吉村、No.7小松のシュートでじりじりと得点を広げていく。それでも今治はNo.10松澤が3Pシュートに加えてフリースローと決めて点差を縮めたが、樟蔭中の30-22でハーフタイムを迎えた。前半、樟蔭中はNo.5伊藤が19得点と活躍。今治はNo.10松澤が13得点と牽引し、No.4安藤が12リバウンドを奪った。 後半、いい入りをしたのは今治。No.4安藤のリバウンドから攻撃に転じると、No.10松澤が得点源になって9-2のラン。残り5分半で31-32と1点差にした。流れが悪い樟蔭中だったが、オフェンスリバウンドで頑張るとNo.7小松、No.5伊藤が得点につなげて僅差リードをキープ。42-40として3Qを終えた。 今治は4Q開始直後、No.8東本すみれがゴール下で決めて同点にすると、No.4安藤のロングシュートが決まって44-42と逆転に成功した。残り6分半、樟蔭中は岡田済子コーチがタイムアウト。すると直後にNo.5伊藤がインサイドでシュートを沈めて同点に。ここからは一進一退の攻防が繰り広げられた。 1点差を争う状況となったが、勝負どころで得点を重ねたのは樟蔭中。残り2分半、No.7小松が左コーナーから3Pシュートを沈めて4点差にすると、No.5伊藤もミドルシュート、レイアップと連続得点をあげて残り1分半で57-49に。ここでタイムアウトを取って流れを止めようとした今治は献身的なプレーを続けてきたNo.15藤本璃乃がスティール。速攻につなげたが、得点につながらず。終了間際に、No.15藤本がリバウンドから決めたが、樟蔭中が57-51で勝利し、2回戦進出を決めた。 樟蔭中はNo.5伊藤が35得点、12リバウンドのダブルダブル。4Q勝利を手繰り寄せる3Pシュートを沈めたNo.7小松も11得点、11リバウンドとダブルダブルをマーク。今治はNo.10松澤が22得点、No.4安藤が16得点、18リバウンド、No.5八木沙都希が10リバウンドを記録した。今治はリバウンドで52-42と上回ったが、2Pシュート成功率が37.2%(16/43)と樟蔭中(22/45で48.9%)に劣ってしまった。