愛車で行く、お手軽山歩き! 奥武蔵の盟主・武甲山周回で絶景を堪能
こんにちは。レポーターの大膳こと、山ネーム「阿波屋大膳亮」です。 山歩きを始めてからもう10年以上経過しているのに、いつまで経ってもビギナーの域を出ない、ヘタれハイカーではありますが…そんなレポーターだからこそ紹介できる、お手軽なハインキングコースの山行記をお届けしたいと思っております。 【詳しく画像を見る】山歩きの開始地点 今回向かったのは、レポーターのホームグラウンドとなっている奥武蔵・秩父エリアの盟主といわれる名峰「武甲山」です。武甲山は、天気がよく空気がクリアな時期であれば、都内からでもそのトンガッタ山容を遠望することできます。 なぜトンガッテいるのかといいますと…武甲山は良質な石灰石を産出することから、明治以降セメントの材料として採掘が進み、山頂から北側斜面を中心にごっそりと削り取られてしまっているから。その姿は、ちょっと痛々しいものがありますが、それでもその存在感は抜群で、間近で見上げるとその圧倒的な迫力は神々しくもあります。 そんな武甲山へ、今回は「表参道」と呼ばれる一番人気のルートで登りました。
スタート起点は、生川の一の鳥居駐車場。国道299号線の生川入口交差点から、林立するセメント工場の間を通る道を5kmほど進んだ先にあり、30台ほどの駐車スペースがあります。 こちらの駐車場は2022年に新設されたばかりのキレイなトイレもあり、利用しやすいのは助かるのですが、競争率がとっても高いです。 レポーターが訪れたのは1月初旬の土曜日でしたが、午前7時の時点で半分ほどは埋まっていました…レポーターが駐車してからも、後続車両がどんどん入ってきました。皆さんもおでかけの際は早めに到着した方がよいかもしれません。 ともあれ、用意を済ませてスタートします。
このルートは“参道”というくらいですから、山頂の御嶽山神社への参拝ルートなのだと思いますが、登山口である一の鳥居を一丁目として丁目石が置かれています。 山頂は五十二丁目となり、登山道を歩いている際には自分が現在どの辺りまで到達しているか? の目安となるのがウレシイです。 スタート直後は簡易舗装の道が続きますが、十五丁目に至りますと本格的なトレイル(未舗装の山道・登山道)となります。実質的なスタートはここからですね。 トレイルといっても険しい道ではなく、路面はフラットで歩きやすいです。途中(十八丁目)には「不動滝」があります。ルート中の唯一の水場となっています。 山登りですから傾斜はありますが、よく整備されて歩きやすい道が続きますので、グングンと高度を上げていきます。 スタートから1時間ほどで大杉の広場に到着しました。文字どおり大きな杉が生えるフラットなスペースで、多くのハイカーが休憩をとるポイントです。レポーターも息を整えます。 大杉の広場を過ぎると、心持ち道の傾斜がキツくなる印象です。 路面も土路面だけでなく、木の階段が設置されていたり石が露出していたりとさまざま。ただ、注意して歩けば危険な箇所はありません。レポーターも息を切らしつつも、サクサクと足を運びます。