帰って来た番長バンナ

10月5日（土）にエディオンアリーナ大阪にて開催される『K-1 WORLD GP 2024』の前日計量が4日に行われ、メインイベント[K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選/3分3R・延長1R]で対戦する、ジェロム・レ・バンナ（フランス/Le Banner X tream Team）は120.30kg、対するK-Jee（日本/K-1ジム福岡チームbeginning）は96.30kgの計量結果となった。 51歳バンナのマッスル全身写真、K-Jeeとの体重差はなんと24kg 　先に計量台へ乗ったバンナは、51歳とは思えぬ仕上がった肉体を披露。K-Jeeとの体重差は24kgであるだけに、かなり厚みのある強靭な肉体だった。一方のK-Jeeは、普段は-90kg（クルーザー級）で戦うファイターだけに、90kg台の計量結果だった。スピードを活かして、レジェンドに対抗したいところだ。 　その後の会見で、バンナは「今回、K-1に戻ってこれて幸せです。カルロス（プロデューサー）からの招待で、日本に戻って来れました。明日の試合ではベストを尽くしたいです。（対戦相手を見て）もっと大きな選手と戦ったこともありますけど、彼は力があって、彼にもチャンスがあると思いますが、そのチャンスを潰したいです」と意気込み。 　同じく旧K-1のレジェンド、アンディ・フグさんの墓参りに行ったことが報じられていたが「アンディ・フグ選手は先駆者でもあります。K-1を作ってくれた人ですので、彼のお墓に参って、敬意を表現したいと思っていきました」とその理由を説明。50歳を超えた中、K-1のリングに上がることとなったが「明日の試合を見てほしいです。もう52歳になります。たとえ負けたとしても若い選手、才能がある若い選手に負けたことになりますし、失うものはありません。私は明日の試合に全力で立ち向かう覚悟です」と気合のコメントを残している。 　対するK-Jeeは「彼と試合出来るのはとても嬉しいけど、レジェンドというのはは頭に入れずに、特別な人と思わずに試合をしたいです。12月決勝トーナメントに出場出来るように明日は勝ちます。（相手は）圧はありますし、身体も大きいので、深みのある人やな、凄いなと思いましたよ。大きい身体はデメリットもあるとは思いますので、しっかり戦えると思いました」と自信を見せていた。 　果たして、勝つのは時空を超えて蘇ったレジェンドか、それとも新生K-1で一度は頂点を極めたK-Jeeか。 ＜計量結果＆選手データ＞ ▼第18試合/【株式会社アミューズ presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選/3分3R・延長1R ジェロム・レ・バンナ（フランス/Le Banner X tream Team）→120.30kg vs K-Jee（日本/K-1ジム福岡チームbeginning）→96.30kg 　バンナは、「K-1番長」「ハイパー・バトルサイボーグ」と呼ばれ、旧K-1時代にはピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、マイク・ベルナルド、アンディ・フグらとライバル争いをしてきたK-1レジェンド。現在51歳のバンナが、時空を超えて14年ぶりにK-1へ帰還する。 　K-Jeeは、20年11月にK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアンの持つタイトルに挑み、KO勝利で第2代王者となった。その後、王座陥落してからは愛鷹亮にKO勝ちを収めるも、連敗が続いたが、今回K-1無差別級のWGPアジア予選でバンナと対戦するチャンスが巡ってきた。