楽天対ロッテ　メンバー表交換を行う楽天今江監督（撮影・足立雅史）

　楽天今江敏晃監督（41）の来季続投が未定であることが1日、分かった。 　チームは3位ロッテとの直接対決2連戦を続けて落とし、CS進出が完全消滅した。今江監督は昨オフに1軍打撃コーチから昇格した。球団はCS進出を続投の大きな判断材料にしていたとみられる。今季は2年契約の1年目ながら、3年連続の4位が確定したことで来季続投は不透明となった。 【写真】田中将大と話す今江監督 　この日は先発岸が9回途中6安打5失点（自責2）と力投したが、打線がロッテ佐々木を打ちあぐね、5安打1失点で完投された。シーズン最終盤にまさかの5連敗を喫して終戦。試合後、今江監督は「とにかく悔しいです。ただ、この時期にこうやってここまで戦えたのは選手たちがほんとに頑張ってますし、勝たせられなかったところが自分としては非常に悔しいです」と受け止めた。 　12球団最年少監督として、チーム創設20年目で交流戦初優勝。最大9あった借金も徐々に減らし、後半戦は勝率5割前後をキープしたが、貯金は最多3にとどまった。9月18日に3位浮上も、ここ一番で勝ちきれなかった。最後は上位との差が出て「細かなプレーができてるチームは強いと思いました」と率直に言った。球団は残り5試合の戦いも評価した上で、最終判断することになりそうだ。