得点力が”12球団ワースト”の巨人 交流戦での「DH制」はどう働く?
5月28日から開幕する『日本生命セ・パ交流戦』。指名打者が使用できることにより、普段よりも点取り合戦の展開が起こりやすくなる。普段、DH制を採用していないセ・リーグのチームにとっては、誰を起用するかが重要なポイントで、とりわけチーム得点数(113点)が12球団最下位の巨人が、どのように指名打者を使っていくのかは注目度が高い。 【動画】最後は三振で締めた!戸郷が史上89人目のノーヒットノーランを達成したシーン まず指名打者としての起用が濃厚な選手として、5月に加入したヘルナンデスが挙げられる。2023年は3Aで137試合、打率.298、18本塁打、99打点、9盗塁を記録。走攻守揃った選手といわれるヘルナンデスは、すでに2軍戦に3試合に出場しているが、11打席、1安打、1四球、打率.100と結果は残せていない。 少ない打席数の中で3三振していることも不安材料。28日に1軍昇格、即スタメン起用も予想されるとあって、どのようなプレーを見せるのか期待したいところ。 またヘルナンデスと同時に昇格が予定されているウレーニャも注目のひとり。ウレーニャはすでに1軍でプレーしているが、5打席、1四球、3三振と1ヒットも打てていない。2軍でも打率.229、得点圏打率.176と状態が良いとはいえない。それでも、守備の負担が少ない指名打者であれば伸び伸びスイングができ、自慢の長打力を披露できるかもしれない。 また、規定打席に達していないながらもチーム1位の打率(.322)をマークしている岸田行倫も、指名打者での起用が考えられる。岸田はスタメン出場の機会が増えているが、菅野智之が先発の時は小林誠司がマスクを被っている。菅野の先発時は打力のある岸田を指名打者でスタメン出場させるというのも一案だろう。 他にも、打率.261と比較的好成績を残している長野久義、5月26日のイースタン・リーグ、日本ハム戦で代打ホームランを放った秋広優人など、期待したくなる選手もは少なくない。DH起用となるのは5月31日のベルーナドームでの西武戦から。果たして誰を指名打者で起用するのか、注目となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]