チェロとフルートからなる夫婦ユニット“TORSO”、宇治香園「Tealightsound」よりアルバムを発表
東京の室内楽ユニット、TORSOが、茶をテーマに制作したコンセプト・アルバム『Water Curve』を京都の茶問屋、宇治香園の「Tealightsound」より9月15日(日)にリリース。発売にさきがけて「THUNDERBIRD」のミュージック・ビデオが公開されています。 TORSOは、GROUPとSLOW CRIMESのサックスプレイヤーとしての活動を軸に、その他さまざまなバンドのサポートとして活動中のKENJI(fl,sax etc.)とORIE(vc,voice etc.)の夫婦からなるユニット。自主レーベル「OZATO RECORD」より、2019年にLP『Set Out』を2021年に7インチ・シングル「Rali song / Sleep」をリリースしています。 本作は、宇治香園の創業百五十九年を記念する音楽作品として制作。ORIEのチェロ、KENJIのフルートを中心に、たおやかな音色が幾重にも折り重なり、清澄な余韻を残す8篇の調べが収められています。瞑想的なニューエイジ~アンビエント・ミュージック「Fog Movie」やチェロの調べと並走しORIEのヴォイスが降り注ぐ「Endless Feeling」など、豊かな静けさを湛えた茶室をも感じさせる楽曲たち。特に、今回公開されたM8曲目「Thunderbird」のMVは、「Tealightsound」の“お茶を光と音で表現する”というコンセプトを具現化したものとなっています。 また、本作のミックスはJoe Talia、マスタリングはGraeme Durham(The Exchange Mastering Studio)が担当。その優美な響きを更なる高みに導びく仕上がりに。アートワークとデザインは画家の角田純とデザイナーの鈴木聖が手掛け、TORSOの音世界を豊かに視覚化しています。 宇治香園では毎年、創業記念日を茶の起源再考の機会と捉え、茶を光と音で表現する“Tealightsound”というコンセプトでさまざまなクリエイターに作品を制作する取り組みを行なっています。2015年のCompuma feat. 竹久圏 『SOMETHING IN THE AIR - the soul of quiet light an d shadow layer -』を第1弾として、これまでに11作品を発表。近年の作品として、ind_fris『森と雨』(2023)、mmm『ぐりんぐりん』(2022)がリリースされています。