反捕鯨団体創設者勾留続く グリーンランド、9月まで
【ロンドン共同】デンマーク自治領グリーンランドの警察は15日、7月に拘束した反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者ポール・ワトソン容疑者について、裁判所が9月5日までの勾留延長を決定したと明らかにした。ワトソン容疑者は決定を不服として上訴したという。ロイター通信が報じた。日本政府はワトソン容疑者の身柄の引き渡しを求めている。 ワトソン容疑者は日本の調査捕鯨を妨害したとして、日本の要請を受け国際刑事警察機構（ICPO）が国際手配していた。7月21日、日本の捕鯨母船「関鯨丸」の操業を妨害するためグリーンランド中心都市ヌークへ船の給油などで立ち寄り、地元の警察に拘束された。
