愛月ひかるが「東京物語」に主演、Classic Movie Readingで初の邦画 演出は野坂実
Classic Movie Reading Vol.4「東京物語」が来年2月5日から9日まで東京・三越劇場にて上演される。 「Classic Movie Reading」は名作映画を映像や創作的な演出で朗読劇として立ち上げるシリーズ。これまで、第1回に「ローマの休日」「自転車泥棒」、第2回に「風と共に去りぬ」、第3回に「若草物語」を上演してきた。今回はシリーズ初となる邦画に挑戦。小津安二郎監督による、戦後日本の家族生活の変化と崩壊を描いた「東京物語」を朗読劇にして届ける。 尾道の海辺に暮らす老夫婦が、東京にいる子供たちに会いに、20年ぶりに上京する。両親の突然の来訪を歓迎する子供たちだったが、長男の幸一、長女の志げは多忙のため両親に不実な態度を取ってしまう。戦死した次男の妻・紀子はそれを見かね、2人を東京観光に連れ出し、小さなアパートで精一杯もてなす。さまざまな思いはあれど、子供たちと触れ合えた喜びと共に尾道に帰った両親だったが、間もなくして、子供たちの元へ「ハハキトク」の電報が届き……。 脚本は演劇ユニット・劇団東京都鈴木区の鈴木智晴、演出はノサカラボの野坂実。主演に愛月ひかるを迎え、中尾隆聖、劇団民藝の白石珠江、斉藤レイ、平田裕香、広瀬登紀江、馬場良馬、そして内海光司が顔をそろえる。愛月は「紀子役を演じるにあたり、彼女の優しさや切なさを丁寧に表現したいと思っています。また、家族との絆を大切にし、お客様の心に響くよう共感いただけるよう、精一杯演じたいと思います。ぜひご期待ください!」とコメントした。チケットについての詳細は後日発表される。 ■ Classic Movie Reading Vol.4「東京物語」 2025年2月5日(水)~2025年2月9日(日) 東京都 三越劇場 □ スタッフ 脚本:鈴木智晴 演出:野坂実 □ 出演 愛月ひかる / 中尾隆聖 / 白石珠江 / 斉藤レイ / 平田裕香 / 広瀬登紀江 / 馬場良馬 / 内海光司