開幕前に男子サッカーの1次リーグがスタート。日本がパラグアイに5-0で圧勝。三戸と藤尾が2点ずつ【パリ五輪】
「パリ2024オリンピック競技大会(パリ五輪)」(7月26日~8月11日)の開幕前の7月24日(現地時間)、男子サッカーの1次リーグがスタートし、日本代表は初戦でパラグアイと対戦した。 試合は5-0の大差で日本が勝利を収め、勝ち点3を獲得した。 日本は前半19分、斉藤光毅のスルーパスに左サイドを駆け上がった大畑歩夢がマイナスに折り返すパス。これを受けた三戸舜介は細谷真大がDFをブロックしているところで落ち着いてシュート。これがゴール左下に決まり先制点を挙げた。 25分にはパラグアイのビエラがアフター気味に平河悠を引っ掛ける。VARの結果、足を踏んでいたことが分かり、危険なプレーとして一発レッドで退場に。以降、日本は1人多い状態でのプレーとなる。平河はその後もプレーを続けたが34分には自らピッチの外に出、佐藤恵允と交代となる。 後半18分、斉藤が個人技でDFを振り切り、ゴールラインぎりぎりからのマイナスのクロスを上げるとファーサイドでフリーとなっていた三戸が頭で決めて2-0と突き放す。
後半24分には右サイドを切り裂いた佐藤のマイナスの折り返しを斉藤がつなぎ、ゴール前中央でパスを受けた山本理仁がペナルティーエリア付近からシュート。パラグアイDFの足に当たり微妙にコースが変わり、GKは届かず、日本は3点目。 日本は28分には山本、斉藤、三戸の3人を下げ、川﨑颯太、荒木遼太郎、藤尾翔太を投入。 後半36分には相手陣内の中央右でFKを獲得すると荒木のクロスに藤尾が頭で合わせてゴール。 藤尾は42分には細谷のパスを受けるとドリブルでの突破からGKと1対1に持ち込みゴールを決めて、連続得点。日本は5-0と大差をつけてパラグアイを破り、勝ち点3を獲得した。 得失点差はもとより、交代枠5人を使い切り多くの選手に五輪の雰囲気を経験させるなど収穫の大きい一戦となった。 日本は次戦ではアフリカ予選3位で通過のマリと27日(日本時間28日)に対戦する。マリとは今年3月に国際親善試合で対戦し1-3で敗れている。