田中将大197勝の軌跡と今後 24勝0敗で日本一、ヤ軍で6年連続2桁も…楽天9億円復帰後4年で20勝
楽天は24日、田中将大投手(36)を11月30日提出予定の契約保留者名簿に記載しないと発表した。これを受け、田中は自身のYouTubeチャンネルで「この度私は楽天イーグルスと来季の契約を結ばずに新たなチームを探すことに決めました」と退団の意向を示した。 田中は駒大苫小牧2年夏に甲子園で優勝し、3年夏は早実との決勝再試合の激闘を展開して日本中の注目を集めた。 06年高校生ドラフト1巡目で楽天入り。13年には24勝0敗で球団初のリーグ優勝と日本一に導いた。同年オフにポスティングシステムでヤンキースへ移籍し、14~19年に日本投手最長の6年連続2桁勝利。 21年1月、ヤンキースをFAとなり、8年ぶりに古巣へ復帰した。初年となった21年は23試合に登板して4勝9敗、22年は25試合で9勝12敗、昨年は24試合で7勝11敗という成績だった。 プロ18年目の今季は日米通算200勝まで残り3勝で迎えたが、コンディションが整わず、1軍登板は5回4失点で負け投手となった9月28日のオリックス戦のみ。自身初のシーズン未勝利に終わっていた。 球団の石井SDは「減額制限を超える減俸を提示して、選手の同意が得られない場合は、球団は選手に対して保有権放棄しないといけないので。そういう流れで田中選手とは自由契約っていうことになったので、今回それに当たるということです」と説明した。 ネット上では「日ハム入りでキャリアの最後を北海道で迎える世界線を見てみたい」「中日に来ないかな?楽天時代のチームメートだったワク(涌井)、小山伸一郎投手コーチもいるし」「故郷と甲子園に還る阪神。坂本勇人を追って巨人。嶋基宏を追ってヤクルト。高校時代過ごした北海道」などと早くも予想合戦が始まった。