富士山の登山者から入山料を徴収する案を検討 夜間規制は3ルートで異なる時間を設定する考え 静岡県
山梨県から1年遅れて静岡県も対策に乗り出します。静岡県が富士山の登山者から入山料を徴収する案を検討していることがわかりました。金額は3つの案が出ています。 富士登山を巡っては、宿泊など十分な休息を取らずに一気に登る「弾丸登山」や、登山道の混雑が問題となっています。 山梨側では対策として、今年から入山時間や人数の制限に加えて、通行料2000円の徴収を始めました。 静岡側は通行料を義務化していませんでしたが、規制を始める方針が固まりました 関係者によりますと、静岡県はこれまで任意で徴収してきた富士山保全協力金を廃止し、2025年夏から新たに支払い義務のある入山管理料を登山者に求めます。 金額は3000円、4000円、5000円の3つの案を検討しているということです。 入山規制ついて、鈴木康友知事は9月、次のように話していました。 9月10日・鈴木知事: 「当然規制をしたり、通行料を取ったりということになると、一定の抑制効果があるので、そうした状況を鑑み、私どもの方で山梨県と足並みをそろえて、なるべく危ない登山が減るように規制を行っていきたい」 夜間規制については3つのルートで異なる時間を設定する考えですが、人数制限はしない方針です。 21日に開かれる会議で原案を説明し、地元関係者と意見交換をする予定です。