伊勢市制20周年記念のロゴマーク決定 高校生の中北さん考案 三重
【伊勢】三重県の伊勢市は、来年11月に迎える市制20周年に向け、記念のロゴマークを決定した。市内の高校の生徒にデザインを募り、伊勢工業高校建築科3年の中北穂乃加さん(18)の作品が採用された。 黒く大きな「20」の文字に、「ISE CITY」の文字を道に見立ててつなぎ、市章を組み合わせた。中北さんは「次の20年につながるイメージ。伊勢の街が前に進んでいくよう思いを込めた」という。 ロゴは、市内9校の高校を対象にデザインを募集。応募のあった12作品の中から、本年度に20歳を迎える若者でつくる「20歳のつどい実行委員会」が選考した。「シンプルだが、インパクトがあり、より多くの人に伝わるデザイン」が評価された。 市役所で12日、決定したロゴマークが発表された。鈴木健一市長はロゴについて「伊勢にとって『20』は、大切な数字。神宮式年遷宮も20年に一度。いろんな期待が込められている」と話した。 中北さんは授業で建築デザインを学び、美術部で部長を務める。「白と黒でシンプルなデザインにしたかった。身近なところで使ってもらい、たくさんの人に見てもらいたい」と話していた。 ロゴは来年、市制20周年記念事業のPRなどに使われる。