センバツ高校野球 常葉大菊川、甲子園へ きょうから練習再開 /静岡
18日開幕の第95回記念選抜高校野球大会に出場する常葉大菊川の選手たちが13日、甲子園に向けて出発した。14日から練習を再開し、専大松戸(千葉)との初戦(22日予定)に照準を合わせる。 あいにくの雨天だったが、引き締まった表情の全選手とスタッフを乗せたバスは午前10時ごろ、中沢俊一校長や保護者らに見守られながら同校野球場を出発した。大阪を拠点に、関西の高校との練習試合などで最終調整を進める。昨秋の東海大会決勝で東邦(愛知)に敗れてから、ナインは厳しい練習に取り組んできた。石岡諒哉監督(33)は「選手たちの力を全部出せるようにしたい」と話した。 専大松戸との初戦は、最速151キロ右腕の平野大地(2年)をどう攻略するかがカギとなる。昨年6月の練習試合で平野から2安打を放ったという4番の鈴木叶捕手(2年)は「自分たちの成長が試される」。エース左腕の久保綾哉(1年)は「今大会注目の右腕に投げ勝ち、攻撃のリズムをつくりたい」と意気込みを語った。【皆川真仁】