JR東日本“タッチなし改札”2034年までに実施へ さらに、タクシーや湯沸かし手配など“生活支援”も?【Nスタ解説】
井上貴博キャスター: もう少し早い時期にこういう世界になるのかと思っていました。現状、Suicaの利用上限は2万円なので、クレジットカードの方が楽だと思います。JR各社と、どこまで、どのスピードで連携していくのかも気になります。 ホラン千秋キャスター: 「ETCカードができるならもっと早くできてもいい」というような話もしていました。もちろんシステムは違うと思いますが、技術的に可能だとすると、スマホやSuicaを探す手間が無くなるのは良いですね。 井上キャスター: 券売機の初期投資のコストもゼロになりますし、その場所にお店も出店できますよね。 ■JR東日本が移動・決済以外にもサービス拡充へ その狙いは? 良原キャスター: 移動・決済以外にもSuicaのデータを活用するとJR東日本は発表しています。 Suicaによる改札入出場の情報から、例えばタクシーの手配ができて、駅にタクシーが待機していたり、湯沸かしが手配されて家に着いたらお湯が沸いていたりする機能も広げていきたいということです。 また、購入した食材で健康状態に合わせた食事の提案など、ライフスタイルを網羅してくれるようになるかもしれません。 この狙いについて、元新幹線運転士でNスタプロデューサーの福岡大司氏は、「今後、人口減少が続き、鉄道利用者の伸びが期待できない中、『移動の先』にあるサービスもビジネスとして取り込もうとしている。移動の先には必ず『帰宅』『観光』『買い物』などがあり、Suicaを使って『生活』全体を支援していく方向性なのではないか」ということでした。 井上キャスター: 既に銀行事業もやっていますので、街づくりをどうしていくかということになりそうです。「どの企業がつくる街に住みたいか」という選択を迫られるようなるかもしれませんね。
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