子宮頸部高度異形成、術後も改善せず 再発ではなく新たな病変か がん電話相談から
--膣壁の病巣が分からなければ、治療はできないのでしょうか?
「細胞診異常がさらに悪化し、がんを示す所見が認められるようになれば、病巣が認識できます。病巣が同定でき、それが限局性であれば、その部位を炭酸ガスレーザーで蒸散治療するか、膣壁の部分切除を行います。もし病巣が広範囲で上皮内がん以上であれば、膣腔内に器具を入れて放射線照射でも治せます」
「なお子宮全摘前にHPVの遺伝子型を調べていて、がんを引き起こすハイリスク型HPVのうち特に16型のHPVが検出されていたら自然治癒の可能性は低いので3~6カ月ごとの検診を続けてください」