夫・中田敦彦の総裁選YouTubeの裏で…福田萌が子供3人を連れて挑んだ「ワンオペ帰国」の壮絶な戦い
昨年末に第三子を出産したばかりの福田萌さん。数年前にシンガポールに移住し、10歳の女の子と7歳の男の子、夫の中田敦彦さんと暮らしている。 【写真】夫・中田敦彦さんと、夫似だという昨年末に産まれた赤ちゃん タレントとしての仕事をしながら、母親同士がつながるサロンを提案したり、防災士の資格をとったり……一人の母として、女性として、妻として、仕事人として、感じたことを福田さん自身の言葉で綴ってきたこの連載が書籍化され『「中田敦彦の妻」になってわかった、自分らしい生き方』として刊行。「妻に合わせる気が全くない“ジェット機型走者”」の夫・中田敦彦さんとの激動の人生、ジェットコースターのような毎日がまとめられている一冊だ。 今年の夏、夫・中田敦彦さんが『中田敦彦のYouTube大学』で公開した東京都知事選、自民党総裁選での主要候補者との対談は大きな話題を呼んだ。撮影の準備やスケジュールの忙しさを隣で見ていた福田さん。今回は、その裏で福田さんに起きた壮絶なワンオペでの帰国についてお伝えする。
政治家の方々との対談で大忙しの夫
この夏、夫は何度日本とシンガポールを行ったり来たりしたのだろう? 2024年の夏、我が家は都知事選から始まり、自民党の総裁選、そしてもうすぐ迫る解散総選挙と、政治の世界がとても身近に感じたのであった。というのも、夏の都知事選の主要候補者3名との対談を皮切りに、自民党の総裁選では9名中6名の立候補者が夫・中田敦彦のYouTube大学に出演してくださった。 手前味噌だけど、夫のインタビューを通してこれまで遠い世界に感じていた政治家の方々の考え、こころざし、政治家となったルーツに至るまで、これまでニュースを見ているだけではわからなかった人となりがよく理解できた。 政治家も1人の人間で、それぞれの思いで日本を、世界をよくしたいと思っていることを知れた。時間制限のないYouTubeだからこそ、初めてあんなに長く喋っている政治家の方々を見た気がする。個人的に私がこれからも応援したいと思う人もいた。 その裏で、夫はこれまでにないくらいに必死で勉強していたと思う。その勉強の基盤となったのは、政治家の方に安心してインタビューに臨んでほしい、という夫のおもてなしの心にあった。 夫はシンガポールに来てから茶道を学んでいるが、対談相手のテーマカラーのお花を用意し、相手に失礼のないよう入念に準備する夫の姿は、茶道の「一客一亭(主人が1人、お客が1人の茶事のこと)」のようだなと感じた。 何しろ、選挙前の多忙を極める政治家の方々が中田敦彦のコンテンツに時間を割いてくださるのだ。特に、自民党総裁戦は選挙前の1ヶ月間、いつ対談が入るかわからない状況だった。 シンガポールの夫に突然、2日後に対談相手とのスケジュールが取れたと一報が入り、急遽夫がその夜日本へと出発する、なんてこともあって、家庭内はおおわらわだった。