大谷翔平選手が立った「打席の土」2万円で即完売も…日本人が買ってはいけない“納得の理由”
「土が付いたユニフォーム」も“没収”
ちなみに大谷選手のグッズでは、これまでも「土付きユニフォーム」がオークションにかけられたことがあるが、植物防疫所は「ユニフォームであっても、土が付着していると認められる場合は、土が付着した状態のまま、日本に持ち込み・輸入はできません」と説明。 その上で、万が一、日本に住む人が現地やインターネット経由で「野球場の土」や「土付きユニフォーム」などを購入した場合については、空港や国際郵便局で“没収”されるとする。 「土のような植物検疫の対象になる物については、輸入した空港・海港にある植物防疫所や国際郵便局において、植物防疫官から検査を受ける必要があります。 土であることが確認されれば、土は植物防疫法で輸入が禁止されていますので、植物防疫法に基づき植物防疫官が廃棄します。その際は、植物防疫所から直接または通関代理店を通じて注文者(輸入者)に通知します」(植物防疫所)
「鉢植えの植物」にも注意…違法な持ち込みには罰則も
植物防疫所によれば、日本に持ち込まれやすい土は、「鉢植えの植物」「土付き野菜(薬用ニンジン)」だといい、「植物に付着する土は、よく洗い落としてから日本へ持ち込むようにお願いします」(同)として、土の取り扱いに改めて理解を求めた。 ちなみに故意に土などの違法な持ち込みを行った者には、3年以下の懲役または300万円以下(法人の場合は5000万円以下)の罰金が科せられる場合もある。 日本に住むファンは、大谷選手を育てた日本の“土”を守るためにも、打席の土や土付きユニフォームの購入については控えるしかなさそうだ。
弁護士JP編集部