NISA口座で「オルカン」の次に買うべき投資信託とは?リスクをとって中長期で保有できるなら、経済成長が期待される「インド株」で運用するファンドに注目!
【NISA】自分に合った“次の一手”を「YES/NOチャート」でチェック! “攻め”の姿勢で行きたい人におすすめの「インド株投信」も紹介! 【図版】NISAのつみたて投資枠で買える、おすすめのインド株投信 ●次の一手を検討するときは、自身の投資の方向性を考えよう! “攻め”の姿勢なら「インド株」などに挑戦するのも手! 新NISAの開始以降、オルカン(eMAXIS Slim全世界株式「オール・カントリー」の略称)などの「全世界株型」や、米国株全体を買える「S&P500型」のインデックス型投資信託が大人気! しかし、そろそろ「別の投資信託も買ってみたい」「リスクを分散した方がいいのかな? 」など、次の一手を考え始める頃ではないだろうか。 「次の一手を検討する際には、自身の投資の方向性を考えることが大事です」と、楽天証券資産づくり研究所の篠田尚子さんは語る。「不安定な相場環境に対応できる“守り”の投資をしたいのか、リスクを取ってより大きな成果を狙う“攻め”の投資がしたいのか。方向性が決まれば、自分に合う1本を探しやすいはずです」 以下は、自分に適した次の一手が簡単に分かる「YES/NOチャート」。自分に当てはまる矢印をたどってみよう! “攻め”の投資を目指す人には3タイプ。その中でも、特に好成績を狙えるのが「半導体・AI株」と「インド株」だ。「日本の成長株」も“攻め”の投資対象ではあるが、為替リスクがない分だけリスクレベルが下がる。 もう一方の“守り”の投資では「金(ゴールド)」がおすすめ。株と異なる値動きになりやすく、株式相場の下落時にカバーしてくれる。また、攻めと守りの両方の性質を持つのが、値動きがおだやかな「安定株」。これは、高配当株や公益株などを指している。 ●つみたて投資枠で買える唯一のインド株投信「iTrustインド株式」、 成長投資枠なら「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」に注目 ここからは、“攻め”の投資対象として近年人気が高い「インド株」のおすすめ投資信託を2本紹介する。いずれも、直近5年の成績が好調で、同一カテゴリー内で比較したときに低コストであることを基準として選んだ(※データは2024年7月末時点)。 一つ目は、NISAのつみたて投資枠で買えるiTrustインド株式(ピクテ)だ。 iTrustインド株式は、インド株を主な投資対象とする投資信託の中では唯一、NISAのつみたて投資枠と成長投資枠のどちらでも買える。成長性を備え、株価に過度な割高感がない計34銘柄を組み入れている。組み入れ上位2銘柄は銀行で、金融関連株は全体の30%を占める。信託報酬は1%を切り、コストの低さも魅力だ。 二つ目は、インドの消費関連株を投資対象とするイーストスプリング・インド消費関連ファンド(イーストスプリング)だ。 イーストスプリング・インド消費関連ファンドは、流通・小売・サービス業など、消費者向けの事業を展開するインド株に投資。組み入れは全82銘柄で、銀行や医療、自動車関連株の比率が高い。人口が世界一のインドでは、所得増加などによる内需の成長に期待が持てる。
ザイ編集部
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