経産省に陳情後、コンビニ加盟店ユニオンが会見(全文2)法整備も含めてお願いしたい
各社の食品ロス削減施策への見解を聞きたい
朝日新聞:朝日新聞の【ドイ 00:27:12】と申します。ちょっとずれてしまうかもしれないんですが、食品ロスについてお伺いしたい。ローソンとセブン-イレブンが消費期限の近いおにぎりや弁当について5%還元という形で、お客さんに返すことによって食品ロスをなくそう。本部が負担することによって、加盟店さんの負担も食品ロス、廃棄分はお店の方が負担してるので、その部分も少しでも和らげるという意図で導入されるということなんですけども、これについての評価はどうですか。実際、効果があるのかどうかというところについて、ホームページでも見解は公表されてるとは思うんですけど、あらためてちょっと伺ってもよろしいでしょうか。 酒井:そういう方針をあらためて出していただいたということは、そういう面では一定の評価はしています。ただその5%のパーセントをポイントで還元するっていうことは、その会員じゃないと還元はできないですし、5%で実際、スーパーの見切りとかわれわれがしてる見切りで、0.5割引ですか、そういうふうなシール貼ってもあまり効果ないと思うんですよ。 だからやはり実際からしたら効果は薄いのと、あとはやはり本部の考えるところで差益率が変わらない形になりますよね、ポイント還元だと。今のコンビニ会計の場合は、販管費が入らなくて、売れた分だけの仕入れと、売れた売り上げだけにするので、そのポイントで出すと、その仕入れたものを安く売ったわけじゃないので、差益率が下がらないので、本部の利益は減らない形になります、ポイント分だけ。 スーパーなどでやってる見切りにすると、その安く半額なりで売った商品自体も仕入れに入れないと駄目なので、その割合が増えれば増えるほど差益率が下がって、本部の取り分は減ってくると思うんですよね。ただ見切りで売ったほうのが、確実に廃棄がなくなったほうのが加盟店の場合は、今の会計システムからして利益が確定できる、いいっていう形になるので、そういう面では加盟店としたら、効果はないです。