ベントレーが軍隊協定に署名! 物騒な話ではなく、英国防省とベントレーの問題を解決するダイバーシティ&インクルージョン活動の一環でした
ダイバーシティ&インクルージョンの活動
ベントレーのダイバーシティ&インクルージョンのマネージャーであるエマ・ハンフリーは、次のように述べている。 「軍隊協定への署名は、単なる象徴的なジェスチャーではなく、軍人の犠牲を重んじ、大切にする社会の実現に向けた具体的な一歩であります。それは、退役軍人、現役軍人、そしてその家族が、当然受けるべきケア、評価、機会を受けられる環境を育むことへのコミットメントです」 ベントレーのダイバーシティ&インクルージョンの方針に女性管理職の比率を30%にするという目標がある。また国籍や民族にとらわれず採用活動を進めたり、セクシャルマイノリティのための活動なども積極的に行われている。今回は退役軍人に焦点を当てた取り組みだが、国際企業であるからこその、多様性を企業の力に変えていこうという強い意志を感じることができる。 ベントレーの生産ラインディレクターであるクリス・コールは 「軍隊出身の退役軍人は、多様な知識、経験、献身を提供してくれます。私たちは、世界最高の人材を惹きつけ、維持する方法を常に模索しています。この誓約へのコミットメントが、現在の退役軍人に対するベントレーの意気込みを示し、他の退役軍人が当社での将来を考えるきっかけになることを期待しています」 とコメントしている。 この協約が優秀な献身的な人材確保と退役軍人のセカンドキャリア問題という、ベントレー、イギリス国防省のそれぞれの問題を解決するソリューションとなるのではないだろうか。 AMWノミカタ 今後、ベントレーでは軍隊記念日、予備役部隊の日、ポピーアピールデイ(戦没者の遺族や障害を負った兵士への募金活動)、戦没者追悼活動の支援などの、英国在郷軍人会支部の行う活動も支援していくという。このように地域社会の一員としての役割を果たしていくことが、結果的にその地域を活性化させ、良い人材を将来的に獲得するための近道となっていくのであろう。