韓国HANCOMのAI生体認証ソリューション、日本の金融市場をターゲットに
【08月07日 KOREA WAVE】韓国のソフトウエア企業「HANCOM」は6日、韓国の金融AI企業「INNOFIN」と日本のAIフィンテック企業「ALQOUZ」と3者協定を結んだと明らかにした。今回の提携で、HANCOMとINNOFINは、HANCOMが2大株主の一つであるであるスペインの人工知能(AI)生体認識企業「Facephi」の生体認識ソリューションを日本の金融機関に供給する予定だ。 3社は今回の提携で相乗効果を極大化しようと計画。Facephiの優れた技術力で日本の金融市場を開拓する一方、持続的な研究開発とマーケティングを通じて、顔面認識技術の適用範囲を日常生活にまで拡大していく。 HANCOMが5月に持分の一部を買収したFacephiは、顔面、指紋、瞳孔、音声など多様なAI基盤の身元認証技術を持っている。顔面認識技術に必要なアンチスプーフィング(偽判別)性能が優秀で、人の正面イメージだけで本人を認証する次世代パッシブ方式を保有する。 一方、INNOFINは、日本の証券会社などの金融機関に金融AIアルゴリズムを供給する事業を推進している。HANCOMは、ALQOUZの日本内ネットワークとINNOFINの日本市場参入能力を戦略的に活用する。ALQOUZはAIデータの分析を基にした投資運用アルゴリズム開発と金融機関対象のビッグデータコンサルティングやソリューションを支援する企業だ。 HANCOMのキム・ヨンス代表は「市場が求める保安水準が次第に高まっている。顔面認識技術はグローバル環境で重要になっている。今回の提携が韓国と日本のAI産業と市場価値を高める機会になることを願う」と話した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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