「地面に寝るのは理想ではないが…」金メダルの競泳イタリア選手が、まさかの公園で熟睡!? 選手村の”劣悪環境”に皮肉「段ボールベッドよりマシだ」【パリ五輪】
アスリートの拠点である施設の劣悪環境に嘆きが止まらない。 パリ五輪の競泳イタリア代表で、今大会男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得したトマス・チェッコンが、選手村の劣悪な環境に耐え切れず、公園で寝ているところを目撃された。 【画像】「騒音と暑さで眠れないんだ」選手村のベッドではなく、公園で昼寝するイタリア選手 目を疑う光景である。米紙『New York Post』は「地面に寝るのは理想的ではないが、段ボールベッドよりはマシだ。オリンピック金メダリストであるトマス・チェッコンが、選手村の中にある公園で寝ているところを目撃された」と報じている。 同紙によると、サウジアラビア代表のボート選手であるフセイン・アリレザはチェッコンが木の下で白いタオルを地面に敷いて、体を丸めるようにすやすやと熟睡している様子に驚き、思わず写真を撮影。自身のSNSに投稿し、その場所を「オリンピック・ビレッジの中」とタグ付けしたことで明らかになった。 同選手は背泳ぎ2冠が期待された200メートルの決勝を突然欠場した。地元メディアに「選手村にはエアコンがなく、暑いうえに食事はまずい。だから、多くのアスリートが引っ越してるんだ」と衝撃の事実を暴露。選手村の劣悪な環境で、本来のパフォーマンスが発揮できないと不満を漏らしていた。 続けて、「これは言い訳ではないから強調したい。僕は100メートルの時と同じく自信を持ってプールに入らなかったんだ。とにかく疲れがあった。(200メートルは)準決勝で諦めてしまった…少し疲れていると、午後も夜中も、騒音と暑さで眠れないんだ」と訴え、パリ大会を通して非難されている宿泊施設の問題点が浮き彫りになったばかりだった。 今大会の食事面でも各国から不満の声が多数挙がり、選手村を出て別のホテルを拠点にしているチームもある。パリ五輪の選手村は、身体が資本であるアスリートたちを悩ませるものになってしまっているようだ。 構成●THE DIGEST編集部
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