ヤクルト・石川雅規、10・2青木引退試合に登板予定「目に焼き付ける」
球界最年長の44歳で来季も現役を続行するヤクルト・石川雅規投手が30日、神宮外苑で行われた先発投手練習に参加。青木宣親外野手（42）の引退試合として開催される10月2日の広島戦（神宮）に登板予定で、盟友との最後の共闘への思いを打ち明けた。 「最後に同じグラウンドに立てるのは、うれしい。ノリと一緒にプレーするのを、目に焼き付けたいなと思います」 投打の柱として長年チームを支えてきた2人。ともに過ごした時間を振り返り思い浮かぶのは、日米通算2728安打の安打製造機が見せる1打席への執念だ。「あれだけヒット1本に懸ける思いが強い選手を見たことがない。彼の姿勢は勉強になる。ノリがいなければ長くモチベーションを保てなかったと思う」。2学年後輩の存在は大きな刺激の一つだった。 「（マウンドで）振り向くと、いつもノリがいた。いろいろ思い出すんだろうなと思う」。投球で花道を彩り、また一つ2人の思い出を刻む。（武田千怜）
