訓練中に不具合見つかる 御嶽山防災対策 情報伝達訓練【長野】
来月の御嶽山の開山を前に、ふもとの王滝村で登山者に情報を伝える訓練がありました。 その訓練中、登山者に情報を伝えるスピーカーに不具合が見つかりました。 ■王滝村職員 「ただいま長野地方気象台から連絡があり、御嶽山の火山活動に活発化の傾向が見られるということです」 登山道と王滝村側の山頂に職員を配置し、噴火警戒レベルが1から2に引き上げられた想定で、登山者に素早く情報を伝える訓練です。 2014年に噴火した御嶽山では58人が亡くなり、今も5人が行方不明となっています。 来月10日、王滝口の規制緩和を前に、防災無線の使い方を確認します。 ■登山道にいる職員(無線) 「八丁ダルミ中間のシェルターですが、ただいまの情報よく聞き取れました、どうぞ」 職員が持ち運ぶ、移動式の防災無線は問題なし。 しかし… ■登山道にいる職員(無線) 「11時30分発報の広報ですが、のぼりチャイム・ラジオコールの後、通信が途絶えました」 登山道に設置されたスピーカーからアナウンスが聞こえなかったり、途切れて聞こえることが判明しました。 ■王滝村 越原道廣村長 「そういう課題が分かったということは非常に大きいと思います。」 「課題を共有しながら解決していきたい」 すぐにメーカーに問い合わせて原因を究明し、来月10日の規制緩和に間に合わせたいとしています。