和室をLDKにした広々リフォーム。押入れを子どもの遊び場に、長い時間をともに楽しむ
リビングとの間の目隠し壁はスクリーンにも!
押入れの引き戸は、リフォームの際に取り払いました。そこで目隠しになる壁を設置。適度なおこもり感が生まれるので、キッズスペースの秘密基地らしい雰囲気を演出してくれます。 じつはこの壁、スクリーンにもなります(プロジェクター用のクロスが貼ってある)。スクリーン手前の天井に、照明やプロジェクターになる「Aladdin X2 Plus[GP1]」を取りつけて、テレビを投影できるようにしました。 テレビとテレビ台を置かなくてすむので、リビングダイニングの省スペース化も実現できました。
スクリーンの壁の裏には黒板の壁紙と「うんてい」が!
スクリーンの壁はあとづけのため、強度に少し不安があります。そこで、キッズスペースとスクリーンの間に「うんてい」を設置しました。 スクリーンの補強になるだけでなく、子どもが「うんてい」で遊ぶことも可能。それだけではありません。上段で遊ぶ際の落下防止も兼ねているのです。まさに一石三鳥! また、スクリーンの裏は黒板の壁紙にしました。子どもたちが自由に絵を描いたり、磁石で飾りつけしたりできるようになっています。
押入れリフォーム&スクリーン設置の費用は50万円弱
押入れをキッズスペースにするリフォームと、スクリーンの設置は工務店による施工。費用は50万円弱でした。なかでも、うんていはオーダーメイドのため約18万円かかっています。また、リフォーム費用には含めていませんが、プロジェクターの「Aladdin X2 Plus[GP2]」はおよそ13万円でした。 ちなみに、リビングダイニング全体のリフォーム費用は200万円ほど。窓や床、壁紙などをすべて入れ替え、天井も抜いたので総額はこのくらいになりました。
将来は収納と書斎を兼ねたスペースに
子どもが成長して、キッズスペースを卒業しても有効活用できるよう、将来の使い道も考えています。 下段はマンガ喫茶の個室のような書斎に。中段には本を保管し、上段は収納にする予定です。ゆくゆくの使い勝手を見越して、下段と中段にはコンセントを設置しました。また、「うんてい」は室内干しに活用するつもりです。 秘密基地のようなキッズスペースは、ワクワクするだけでなく、部屋の散らかり防止にもつながっています。とことんこだわったことで、ほかにはない特別な空間を実現できました。将来、大人が書斎に使うのも、ひそかな楽しみにしています。
日刊住まい編集部