上司の91.4%が部下への忖度経験「あり」 一方で、66.4%が「”部下が上司に合わせる”に賛成」
■部下の71.8%が上司へ忖度経験「あり」。忖度の内容は「気に入られるための同調」が最多
現在上司がいると回答した487人に上司への忖度経験を聞くと、「ある派」は71.8%で、内訳は「とてもある」が11.7%、「ある」が29.3%、「どちらかといえばある」が30.8%。
上司への忖度経験ありと回答した部下277人に具体的な場面を聞くと、「気に入られるために同調をしておく」が58.1%で最多となり、次いで「衝突しないよう自分の意見を控える」が48.0%、「自身の評価を下げないため批判的意見は避ける」が45.8%となった。
■全体の66.4%が「”部下が上司に合わせる”に賛成」。立場別の回答では上司の「賛成派」が多数
回答者全体の629人に上司と部下の振る舞いへの賛否を聞くと、「”部下が上司に合わせる”に賛成派」が66.4%で、内訳は「部下が合わせるにとても賛成」が6.8%、「部下が合わせるに賛成」が16.4%、「どちらかといえば部下が合わせるに賛成」が43.2%。
上司・部下別の回答では、上司の「”部下が上司に合わせる”への賛成派」が65.4%で最多となり、部下は64.8%という結果となった。
【回答者自由記述コメント】
◾️上司からのコメント ・私が部下だった時はなんでも上司に合わせるのが普通だった。今は部下が個人として尊重されている ・部下の方がものを言いやすい時代に変わった。パワハラを恐れ上司としては強く出にくい ・なんでもない一言がハラスメントに該当しないかとても気を遣う時はあるが、部下とは仲良くしたい ・下に気を遣わない上司の方が信用されない時代な気がする。お互い忖度をしあってなんぼの世の中 ・昭和は部下が上司に忖度するのが当たり前だった。令和は上司も部下に忖度する時代なのかな
◾️部下からのコメント ・上司には忖度するが、それは上司に気に入ってもらい関係性を深めたいと思っているから ・案外忖度をすることで、一定の信頼や関係構築に繋がっているのかもと上司と関わっていて思う ・上司には一定自分の意見は言うようにしているが、その分忖度もして部下としての敬意を示している ・部下が忖度するのは令和でも変わらない。関係性維持のためにも上司を立てるのも部下の役割 ・過度に上司を持ち上げるのは逆に信用が薄れる気がする。だが部下として上司に従うのは当たり前