ヤクルト、桐朋高の二刀流・森井翔太郎リストアップ 高校通算30発超&150キロ 高校は東大合格者量産の超進学校
〝三刀流〟の高校生に熱視線だ!! ヤクルトが今秋のドラフト候補として、東京・桐朋高の森井翔太郎内野手(17)をリストアップしていることが24日、分かった。本職は内野手だが、投げては直球が150キロ超を誇り、打っては高校通算30本塁打以上を放つ左の大型スラッガー。東京都内屈指の進学校で、森井は米国の大学進学も選択肢の一つに入れるほどの秀才だ。複数球団が注目する文武両道の逸材の動向を、ヤクルトも注視していく。 【写真】言葉を交わす、ヤクルト・奥川&内山の「星稜コンビ」 暑さが増し、いよいよ高校野球の季節が到来する。ヤクルトが、今秋のドラフト候補として東京・桐朋高の森井をリストアップしていることが判明した。 森井は身長183センチ、体重86キロと恵まれた肉体を持つ右投げ左打ちの内野手。投げては直球の最速が150キロを超え、打っては高校通算30本塁打以上を放っている左の大型スラッガーだ。 球団幹部は「ポテンシャルが高い。投げても球が速いし、打っても振りが強い。高校生の中で注目している選手であることは間違いない」と説明。他球団も興味を示しており、春季東京都大会には日米7球団のスカウトが視察に訪れていた。 さらに、同校は偏差値71を誇る東京都内屈指の進学校で、2024年度は現役、既卒を合わせて12人が東大に合格(同校ホームページより)。森井は「進路はプロ」と高卒でのプロ入りを目指しているが「米国の大学受験も選択肢」と明かす。現在、ドジャースの大谷翔平が「二刀流」で世界を席巻中。森井は、野球と勉学の才にあふれた〝三刀流〟の逸材だ。 ヤクルトは15年のリーグ優勝以降、育成部門を強化。同年のドラフト以降は毎年のように複数の高校生を指名し、21年からは育成コーチを設置するなど「育てながら勝つ」方針を取ってきた。チームはリーグ5位タイながら首位・広島を5・5ゲーム差で追う。中心を担う山田や村上らは高卒でプロ入りし、大きく成長。将来性豊かな高校生を育成する土壌がヤクルトにはある。 桐朋高は西東京大会で、7月7日に都富士森高との初戦(府中市民)を迎える。球団幹部は「最後の夏のプレーを見るのが楽しみ」と明かした。プロ入りか、進学か。正式な進路は今後、本人が決断するが、大きな可能性を秘める森井の選択を見守りながら、活躍に熱視線を送る。