「そろそろ新NISAを始めたい!積立投資を65歳まで続けるなら毎月いくら積み立てるべき?利回りごとのシミュレーションつきでファイナンシャルアドバイザーが解説
【新NISAをシミュレーション】40歳から2000万円貯めるのに必要な積立額はいくら?
まずは40歳をスタートとして、65歳までに2000万円を貯めるシミュレーションを行います。 毎月いくら積立投資をすればいいのかについて、「想定利回り3%と5%」で比較してみましょう。 ●想定利回り「3%」の場合 ・目標金額:2000万円 ・積立投資期間:25年(40歳~65歳) ・想定利回り:3% ・積立投資額:毎月4万4843円 ・元本:1345万円 ・運用収益:655万円 貯金であれば6万6000円以上必要ですが、3%で運用できる場合は毎月4万4843円の積立で達成できる計算です。 ●想定利回り「5%」の場合 ・目標金額:2000万円 ・積立投資期間:25年(40歳~65歳) ・想定利回り:5% ・積立投資額:毎月3万3585円 ・元本:1008万円 ・運用収益:992万円 仮に5%で運用できた場合は、月々の積立金は3万3585円で済むことがわかりました。 では、45歳スタートで20年しか運用できない場合、金額はどのように変わるのでしょうか。
【新NISAをシミュレーション】45歳から2000万円貯めるのに必要な積立額はいくら?
続いて、20年間で2000万円を貯めるためには、毎月いくら積立投資をすればよいのか見ていきます。 通常の貯金であれば、8万3000円以上が必要になります。 同様に「想定利回り3%と5%」シミュレーションしてみましょう。 ●想定利回り「3%」の場合 ・目標金額:2000万円 ・積立投資期間:20年(45歳~65歳) ・想定利回り:3% ・積立投資額:毎月6万920円 ・元本:1462万円 ・運用収益:538万円 25年の準備期間があったときと比較すると、やはり月々の積立金額は高くなります。それでも預貯金で準備するときと比較すると、負担は軽減できそうです。 ●想定利回り「5%」の場合 ・目標金額:2000万円 ・積立投資期間:20年(45歳~65歳) ・想定利回り:5% ・積立投資額:毎月4万8658円 ・元本:1167万8000円 ・運用収益:832万2000円 もし結果的に5%で運用できたのであれば、月々の積立額は4万8658円でおさまります。より現実的な数字に近づいたのではないでしょうか。 長期投資になるほど、複利効果が得られやすくなります。 では、50歳から65歳までに2000万円をつくるのは難しいでしょうか。 最後に「50歳が65歳までに2000万円を貯める」ためのシミュレーション結果を見ていきましょう。