【びわこボート・GⅢイースタンヤング】直前にデビュー初Vを決めた青木蓮が今節も強豪相手に下克上を狙う
びわこボートの「GⅢ大11回イースタンヤング」は18日、予選3日目を迎える。 ◇ 今が旬の注目株が湖面でも躍動中だ。次々と将来有望な若手が出てくる埼玉支部の青木蓮(23)は、予選2日間を3着2本と準優ペースをキープ。さらにギアを上げて予選後半ラウンドに挑む。 「前が競っているのは見えていましたからね。舟の向きや一瞬の足がいいから差せば前に出られると思っていました」 F艇が出た2日目3Rは最後方の5番手から最終マークで先行する2艇を一気に抜き去ってみせた。相棒は前回戦で今節も出場している地元の中島秀治が優出6着の62号機。「足はいいですね。回ってからのつながりを求める調整をして、いい方向にきています」と快パワーをきっちり引き継いで納得の表情を見せる。 2021年11月のデビュー(多摩川)からまだA級の経験はないが、直前の戸田では自身2回目のファイナル進出を決めると、インから押し切り初Vを達成。デビューから6期目の今期勝率は7・08(17日現在)をマークするなどグングンと地力をつけている。 「今節は実力が上の人ばかりで、何もかもすべてが勉強です。得られるものは絶対に大きいはずだと思っています。チャンスが来るようなら頑張ります!」 東西で分かれているとはいえ、世代のトップクラスが相手でも近況の勢いは負けていない。2節連続Vで〝一発回答〟でのヤングダービー(桐生)出場へ、3日目3、12Rは果敢に攻めていく。(倉橋智宏)