契約更改のカープ石原「もっとチームの戦力に」・羽月「盗塁王取りたい」…2投手に戦力外通告
広島東洋カープの石原 貴規(ともき)(26)、羽月隆太郎(24)の両選手が29日、広島市南区のマツダスタジアムで契約更改交渉に臨んだ。主に途中出場で存在感を示した2人は、来季のレギュラー奪取を誓った。
捕手の石原選手は900万円増の1900万円でサインした。昨季は一軍出場がなかったが、今季は56試合に出場し、スタメンマスクの機会もあった。「球団からは『期待している』という言葉をもらった。来年はもっとチームの戦力になれるように頑張る」と意気込んだ。
自己最多の53試合に出場した羽月選手は600万円増の2300万円で更改した。「代走の切り札」という役割を担い、チーム3位の12盗塁をマーク。「来季は(スタメン出場を増やし)盗塁王を取りたい」と意欲を示した。(金額は推定)
内間・小林投手、来季のチーム構想外
広島東洋カープの今季2度目の戦力外通告が29日にあり、内間拓馬(25)、小林 樹斗(たつと)(21)両投手が来季のチーム構想から外れた。 内間投手は東北楽天ゴールデンイーグルスから現役ドラフトで今季加入も、一軍登板はなし。広島市南区のマツダスタジアムで「難しい1年だったがやりきれた。現役続行を考えている」と語った。
小林投手は和歌山・智弁和歌山高校からドラフト4位で2021年に入団。右肘のけがなどで昨季から一軍での登板はなく、「気持ちの整理が追いついていないが、まだ野球をやりたい。そっち(現役続行)に向かってやる」と話した。