不正請求の発覚後も“新たな疑惑” 現役従業員「整備せず納車」証言 ビッグモーター側の回答は…
■転職サイトには社員が続々と登録?
また、社内では新たな動きもあります。別の社員の元には、和泉伸二・新社長から最近、メールが届いたといいます。 7月28日に届いた全社員宛てのメール 「現在、全店舗では集客の低下および売上の低下を招いております。それに伴い皆様の実績にも多大な影響が予想されると考えます」 「差額を補填させて頂きます」 問題発覚を受け、減り続ける客。それによって減った報酬を補填するとの連絡が来たといいます。 その一方で、大手人材会社の幹部は取材に対し、「ビッグモーターの社員が続々と転職サイトに登録をしてきています。我々もびっくりする勢いです」と語りました。
■「人為的に除草剤がまかれたとなれば…」
ビッグモーターが揺れる中、店の前にある街路樹が不自然に枯れる問題では、7月31日も動きがありました。 愛知県は、県内の店舗で聞き取り調査や土壌調査を行ったということです。県内の別の店舗では、木の一部を回収する様子も見られました。 また同様の動きは、神奈川県でもありました。平塚市の店舗では、店の前にある植え込みの土を掘り、それを用意した袋に入れる職員の姿が見られました。県によると、店舗前には街路樹があったといいますが、去年11月に立ち枯れを確認し、伐採したといいます。 神奈川県の担当者 「人為的に除草剤がまかれて街路樹が枯れてしまったとなれば、警察に相談させていただきたい」 土の分析を行うなど調査を進めるということです。
■新たに“架空の保険契約”疑いも
また、金融庁は7月31日、ビッグモーターに対して、「原因分析」や「改善策」などの報告を求める“報告徴求命令”を出しました。 新たに架空の保険契約を行っていた疑いも浮上しており、国は引き続き実態を調査していく見通しです。 (7月31日放送『news zero』より)