ギャンブルにのめり込み郵便局の端末機を動かし380万円窃盗、日本郵便元社員に有罪判決「常習的で悪質」
宮崎昭和郵便局(宮崎市)の局員だった昨年8月~今年1月、5回にわたり、局の端末機を動かすなどして計約380万円を払い戻して盗んだとして窃盗罪に問われた日本郵便元社員の被告(48)(懲戒解雇)の判決が20日、宮崎地裁であった。古川翔裁判官は懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役3年)の有罪判決を言い渡した。 【写真】宮崎地方裁判所
判決は、被告がギャンブルにのめり込み、今回の事案もギャンブルに費消する目的で行われたと指摘。「郵便局員として立場を悪用し、常習的で悪質な犯行」などとした。一方で、起訴された事件の被害額を超える420万円余りが弁償され、反省もしているなどとして執行猶予が相当とした。