日朝「極秘交渉」は筒抜け? 韓国紙が相次ぎ特報、情報管理に強まる懸念 「日本政府関係者から漏れたなら決定的な失態」
「まず、日本政府関係者から情報が漏れたなら、決定的な失態だ。次に、北朝鮮側がリークしたとすれば、日本は交渉のハシゴを外された。中央日報が言及した日本の『政治家』から漏れた可能性もある」
岸田首相は昨年5月、被害者奪還を訴える国民大集会のあいさつで、「首相直轄のハイレベル協議」を打ち出し、拉致解決を誓った。以降、支持率が低迷する政権の浮揚になり得る日朝交渉に強い意欲を示してきた。
日本政府関係者は「報道が事実か否かは別として、日朝の水面下交渉が韓国紙に何度も『抜かれる』のは危機的だ。韓国内には、日朝関係が進展することを懸念する勢力もいる。日朝首脳会談に向けた最終局面では、韓国側に介入させない交渉も必要かもしれない」と語った。