来年の3月で退職して失業手当を受け取る予定ですが、同僚には「再就職手当の方がよい」と言われました。もらえる額や期間は異なるのでしょうか?
退職後すぐに就職するメリット
退職後は、できるだけ早く就職すると、空白期間を長く作らずに済みます。失業手当をすべて受け取ると、最長で1年ほどの空白期間が生まれます。そのため、再就職の面接時に、空白期間にしていた理由を聞かれる可能性があるでしょう。 失業手当を全額受け取らず、早期に就職すると空白期間が短くなり、企業への就労意欲もアピールしやすくなります。また、失業手当は、期間を過ぎると受け取れなくなります。一方、再就職できれば「再就職手当」を一括で受け取れるほか、就職したことで収入も安定するでしょう。
失業手当は就職準備時に一定期間受け取れる給付金、再就職手当は早期の再就職時に一括で受け取れる給付金
失業手当は、要件を満たしていれば、離職翌日から原則1年の間に定められている日数分受け取れる給付金です。一方、再就職手当は、失業手当を受けている方が早めに就職した場合に、まとめて受け取れる給付金を指します。 それぞれ受給要件が異なるため、自分が適用されるかをよく確認しておきましょう。なお、失業手当は、あくまでも就職するまでの生活支援として受け取れる給付金です。将来的に安定した生活を目指す場合は、早期の就職を目指して再就職手当を受け取る方がいいでしょう。 出典 厚生労働省 Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)~ Q39 再就職手当の受給要件を教えてください。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部