【J3プレビュー】首位独走中の大宮が守備の立て直し図る5位北九州と激突!勢いに乗る2位今治は正念場の松本を迎え撃つ | Jリーグ
【J3リーグ・プレビュー】明治安田J3リーグは9月14日から15日にかけて第28節が開催。今節の見どころを紹介する。 ●横浜FM ヤン マテウス&京都 ラファエル エリアスインタビュー
前節は、大宮アルディージャとFC今治という昇格圏にいるチームが着実に勝ち点3を積み上げた一方で、その後を追うカターレ富山、アスルクラロ沼津、ギラヴァンツ北九州、ツエーゲン金沢のプレーオフ圏内のチームが揃って勝ち点3を積み上げられない週末となった。自動昇格圏とプレーオフ圏の差が少し開き始めた上位争い。今節を経て、その差をさらに広げるか、縮めるか。注目ポイントとなる。 土曜日に7試合、日曜日に3試合が行われる今節の注目カードは、土曜日の19時に幕をあける自動昇格圏vsプレーオフ圏の構図となる大宮対北九州の一戦だ。 首位の大宮は、水曜日に延期分の長野戦を消化し、中断した79分から後半ATも含めた15分間を戦い、スコアレスドローで決着。連勝は「4」でストップしたものの、7試合負けなしと昇格に向けて順調に突き進んでいる。プレーオフ圏内のライバルを倒し、さらに昇格を盤石のものとしていけるか。特にMF石川俊輝がYS横浜戦、松本戦と2試合連続ゴールを決めており、チームを勝利に導くベテランMFが再び勝利へ導く活躍を見せられるか。 対する北九州は、リーグ戦での13試合無敗が途切れた後に連敗中。ここまで複数失点が一度と安定した守備を築いてきたが、前節は今季ワーストタイの3失点。クオリティーの高い選手を揃える今治に力負けという格好となった。同じように前線に質の高い選手を揃える大宮を相手に、もう一度北九州の強みを取り戻して拮抗した展開に持ち込めるか。またジュビロ磐田から育成型期限付き移籍で加入後、ボランチの主軸として存在感を放っているMF藤原健介が出場停止。その穴を埋められるかも今節の焦点となりそうだ。 もう一つの注目カードは、土曜日の19時にキックオフを迎える今治と松本山雅FCの一戦だ。 今治はリーグ戦で11試合負けなし。引き分けた第24節・FC大阪戦で6連勝が途切れたものの、沼津との上位対決を制して再び勢いに乗ると、直近2試合で9得点とゴールを量産する快勝で強さを示している。特に18歳のMF横山夢樹が3試合続けてゴールに絡む活躍を見せており、FWマルクス・ヴィニシウスやウェズレイ・タンキといった助っ人ストライカーたちと共に攻撃の破壊力を際立たせている。そんな高卒ルーキーがさらなる活躍を見せて昇格への勢いを加速させる存在となれるか。 対する松本は前節、大宮に競り負けて10位に後退。終盤にかけて反撃を見せたものの、首位チームの勝利への執念を上回ることはできなかった。勝ち点3差のプレーオフ圏争いに食らいつくためにも昇格圏にいるチームとの連戦で連敗は避けたいところ。さらに前回対戦で逆転負けを喫した今治に借りを返せるか。注目はMF村越凱光だ。前回対戦で立ち上がりに先制点をマークしたアタッカーが次こそはチームを勝利へ導けるか。 その他、土曜日には3位の富山がホームで6試合勝ちなしのY.S.C.C.横浜と対戦し、日曜日には3連敗中の正念場を迎えている4位沼津がホームで前節、後半戦初白星を飾ったFC大阪と対戦するカードなどにも注目だ。