二宮和也、実写【推しの子】“カミキヒカル”役に決定 金髪に染め上げかつてない怪演「敬意を持って参加」
嵐の二宮和也が、ドラマ&映画【推しの子】で謎に包まれた男“カミキヒカル”役を演じていることが、きょう5日午後9時より配信されたドラマシリーズ7話・8話にて明らかとなった。 【画像】二宮和也参戦!アップデートされた【推しの子】ポスター Amazonと東映による【推しの子】実写映像化プロジェクト。Prime Videoでは、11月28日よりドラマシリーズ1話から6話までが配信され、きょう5日午後9時より7話・8話が配信された。そしてドラマの続きとなる映画『【推しの子】-The Final Act-』は東映配給にて20日より全国公開される。 本作は、伝説のアイドル・アイ(齋藤飛鳥)の子どもとして転生した双子のアクア(櫻井海音)とルビー(齊藤なぎさ)が、それぞれの思いを抱きながら一筋縄ではいかない芸能界へと突き進んでいく物語。突如奪われた平穏な日常。アイ殺害を企てた真犯人を突き止めるべく、あらゆる手段で芸能界をまい進するアクアらがたどり着いたのは、生前アイの口から決して語られることのなかった“実の父親”の存在だった。 ドラマの7話・8話では、アイの死の真相へと着実に近づくアクアが“カミキヒカル”という人物の名を挙げ、強い復讐心を燃やすシーンも描かれる。唯一の手掛かりは、かつてアイが通っていた劇団のワークショップに同じく在籍していたという情報のみ。“カミキヒカル”はアクアとルビーの父親なのか、そしてアイを死に至らしめた真犯人なのか…。すべては謎に包まれているが、物語の重要なカギを握る人物となる。 そんなアクアとルビーにとって最大の宿敵となりうる謎の男“カミキヒカル”役を演じる二宮は、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を含めて優秀主演男優賞を複数回受賞している実力派。かつてないほど狂気に満ちた怪演で、アクアらの前に立ちはだかる。 二宮の起用にあたり、本作の企画を立ち上げた一人でありプロデューサーの東映・井元隆佑氏は、「実写【推しの子】、モノづくりの最後の仲間が二宮和也さんです。髪を染め上げ、カミキヒカルの『正しい嘘』を丁寧かつ大胆に演じていただきました。彼のひとつひとつの芝居を、一生忘れないと思います」とコメントを発表。 かねて原作ファンであったという二宮は、「もちろんいろいろな意見があるかもしれないですが、『カミキヒカルを誰がやるんだ』と気になっている【推しの子】のファンの皆さまが、なるべくポジティブに見てみたいなと思えるようなことができたら、僕が呼ばれた意味もあるんじゃないかと。そうした思いで参加させていただきました」と、オファーに対する熱い心境を告白。「スタッフ・キャスト全員が【推しの子】という作品に敬意を持って参加しています。ぜひそれぞれの楽しみ方で楽しんでいただければと思っています」と願いを込めた。 すでに解禁済みの本ポスタービジュアルもアップデート。二宮演じるカミキヒカルが圧倒的存在感を放っている。あわせて解禁となった映画『【推しの子】-The Final Act-』ファイナル予告では、二宮演じるカミキヒカルがついにアクアの前に現れ、直接対峙する緊迫のシーンが映し出されている。険しい眼差しを向け復讐を語るアクアに対し、「それは僕への?」と静かに微笑み問いかけるカミキ。アイを巡り激しく交錯する二人の想いは、物語をいかなる結末へと導くのか。そして冒頭に浮かび上がる「15年の嘘」が示す意味、ラストでむせび泣くアクアの涙の理由とは。 さらに、少年時代のカミキヒカル役には、是枝裕和監督作「怪物」(2023年)で映画初出演を果たし、14歳にして「第66回ブルーリボン賞」新人賞に輝いた黒川想矢が決定。黒川演じるカミキの憂いを帯びた繊細な表情は予告映像でも垣間見え、二宮との時代を超えたアンサンブルにも期待が高まる。 ■【推しの子】とは 2020年から今年11月まで『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載された、赤坂アカ氏と横槍メンゴ氏のタッグによる漫画が原作。単行本の累計発行部数は1800万部を突破した(2024年7月現在)。主人公が伝説的アイドル・アイの子どもとして転生するファンタジックな設定と、ショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”という複雑な世界に躊躇(ちゅうちょ)なく切り込んだストーリーで、幅広い世代の心をつかんでいる。