<東京五輪>舛添知事が会場計画見直し表明 何が背景なのか?
埼玉や神奈川など近隣県に影響も
舛添都知事の会場計画全体の見直し発言で、近隣の埼玉県や神奈川県にも影響が出ることが予想されています。埼玉県や神奈川県にも、競技会場があるからです。特に埼玉県は、サッカー・射撃・ゴルフの3種目の開催が予定されています。 「東京都が策定した“立候補ファイル”には、埼玉県内にも競技会場が含まれていました。そうしたことから埼玉県では運営支援検討会議を設置し、6月20日に第1回の検討会議を開きました。しかし、会場計画の見直しについての議論はありませんでした。東京都や組織委員会から連絡をいただいておりませんので、現状では埼玉県としても情報を収集している状態です」(埼玉県国際スポーツ課) 仮に競技会場計画を見直して既存施設を活用することになれば、さいたまスーパーアリーナなどが競技会場になる可能性も十分にあります。会場計画は東京都だけの問題ありません。日本だけの問題でもありません。世界規模の問題です。決断を下す都知事のリーダーシップが問われています。 (小川裕夫=ライター)