大の里、過去4戦全勝にの大栄翔に敗れ新大関Vへ痛すぎる3敗…「もう1回集中」吹っ切れた様子も見せる【大相撲九州場所】
◇19日 大相撲九州場所10日目(福岡国際センター) 新大関Vへ痛すぎる一歩後退となってしまった。大の里が、過去4戦全勝だった大栄翔にもろ差しを許して上体を起こされ、あっけなく寄り切られた。3敗目を喫し、先輩大関の琴桜と豊昇龍ら先頭集団とは星の差2つに広がった。 今場所、支度部屋では目を閉じて取材に応じる日が多かったが、質問する記者をしっかり見据えて「もう1回、集中して残り5日間、頑張りたい」、リーチで足踏みとなった新大関場所での勝ち越しへの意識は「考えてない」。吹っ切れた様子も見せた。 押し相撲得意の相手に寄り切られる今までにない黒星となったが、一番を土俵下で見守った高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は「気にせず前に出ていけばいい」と立て直しに期待。大の里は「集中してやるだけ」と今場所お決まりのフレーズで取材を切り上げ、真価を示す5日間を見据えた。
中日スポーツ