凶悪強盗事件から身を守るには? ホームセンターで需要高まる『防犯グッズ』 窓ガラスの耐久性検証する研修会も
静岡放送
首都圏を中心に手荒な強盗事件が相次ぐなか、静岡県で窓ガラスの耐久性を検証する研修会がありました。犯人の侵入を防ぐにはどうしたらいいのか、家庭を守る防犯の最前線を取材しました。 【写真を見る】凶悪強盗事件から身を守るには? ホームセンターで需要高まる『防犯グッズ』 窓ガラスの耐久性検証する研修会も 窓ガラスが小さなバールの一振りで砕け散ります。 静岡県警は11月7日、防犯機器の研究や開発を行う浜松市の会社などと合同で窓ガラスの耐久性などについての研修会を行いました。 <静岡県警本部生活安全企画課 杉本俊一理事官> 「闇バイト強盗はバールで打ち破って入っているケースが多い」 首都圏を中心に相次いでいる、いわゆる『闇バイト』による強盗事件。民家の窓ガラスを叩き割って押し入る荒い手口が共通しています。 静岡県内でもこの1年間で約350件もの侵入・窃盗事件が起きていて、2023年と比べると100件以上も増加。350件の侵入方法に注目すると、半分以上にあたる200件ほどが『ガラス破り』だということです。 <浜松総局 野田栞里記者> 「防犯ガラスを叩いてみます。何度も何度も叩いて、やっとひびが入りました」 こちらの『防犯ガラス』はガラスとガラスの間に樹脂のシートが挟まったもの。簡単にひびが入らない加工が施されているため、侵入に時間をかけさせることができます。普通のガラスに『防犯フィルム』を貼るものも有効だということです。 <静岡県警本部生活安全企画課 杉本俊一理事官> 「幸い県下では闇バイトの強盗事件は起きていないが、この機会に防犯意識を高めていただきたい」 そもそも窓ガラスに近づかせないためには他にどんな対策を施せばいいのでしょうか? <社会部 大西晴季記者> 「静岡市内のホームセンターに来ています。こちらにはこのようにたくさんの防犯グッズが並んでいます」 相次ぐ強盗事件を受け、静岡県内でも防犯グッズの需要が高まっています。 「ソーラーセンサーライトは配線不要でソーラー充電です。ネジとクリップで取り付けができますので簡単です」 人の動きに反応して光る、センサーライト。売り上げはこれまでの約2倍になっているといいます。 <カインズ清水店 上田孝一 HI販売ラインマネージャー> 「こちらは音で防犯するタイプの防犯砂利と言いまして、庭の窓の近くなどに設置していただくと侵入を防げると思います」
ガラスが混ざった石のため、そっと歩いてもかなりの音が出るのが特徴です。この他、窓枠に取り付ける補助錠や防犯カメラも売上が伸びているといいます。 凶悪な強盗が頻発する中、それぞれの家庭で防犯意識を高めていく必要がありそうです。
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