近藤サトさん「安心、安全な年末年始を」出身の岐阜・土岐市で一日署長 自分の詐欺被害語る
フリーアナウンサーの近藤サトさん=岐阜県土岐市出身=が2日、多治見署から一日署長を委嘱された。11日からの年末年始地域安全運動と年末の交通安全県民運動を前に多治見市十九田町のバロー文化ホール前で特別警戒出発式に臨んだ後、土岐市土岐津町土岐口のイオンモール土岐で防犯・交通安全イベントに出席し、「気を付けて年末年始を健やかに過ごして」と呼びかけた。 署が近藤さんに一日署長を委ねるのは初めて。発信力に期待して依頼した。式には署や自治体、交通安全協会、防犯協会、地域安全ボランティア団体などから約60人が出席。警察官の制服を着た近藤さんは小木曽智昭署長から委嘱状を受け「交通事故が多く発生する時期。署管内は特殊詐欺被害が突出して多く、皆の力で減らし撲滅する必要がある。人々が安心、安全で温かな年末年始を過ごし、希望に満ちた新年を迎えられるよう啓発に努める」と決意を語り、出発する白バイやパトカーなどを見送った。 イオンモール土岐ではステージに立ち、約100人を前に自らもネットショッピングで詐欺被害に遭ったことがあると明かして注意を喚起。来客に防犯や交通安全の啓発グッズを配った。 (小森直人)
岐阜新聞社