【豊橋新アリーナ】山口市議が署名収集の手法に疑義
市民団体が愛知県の豊橋市議会に提出した「豊橋公園東側エリア(アリーナ)の事業継続を求める請願書」に添付した署名について、市議会会派「新しい豊橋」の山口倫世市議は4日、署名の収集方法に疑問があるとする文書を公開した。 3日に提出された署名は、13万4083筆。豊橋市内は5万8931筆、市外からは7万5152筆だった。 山口市議によると、市民から通報があった。ある人は豊橋市内の会社に勤めており、再雇用された元管理職から署名を迫られたという。この人は「上司からの依頼を断れば、その職場に居づらくなる。密室のような場で、一対一で署名を迫られた」と証言した。本人は署名を拒否したが、同僚は署名したという。 山口市議はほかにも、個人病院が来院した人を対象に署名を集めていた▽小学生の子どもが通うバレーボールチームの代表から、何の説明もなく署名用紙が配られ、署名を求められた▽町内行事の公園掃除に参加したら、会長に署名を求められた―などの例を市民から直接聞いたとしている。
東愛知新聞社