住民訴訟原告団が馬毛島に上陸 着工後初、関係者以外では初めて 鹿児島・西之表市
鹿児島テレビ
自衛隊の基地工事などが進む西之表市の馬毛島を巡り、西之表市を相手取り訴訟を起こしている市民や弁護士らのグループが11月15日、馬毛島に上陸しました。着工後、関係者以外が馬毛島に上陸したのは今回が初めてです。 馬毛島に上陸したのは、西之表市民や弁護士、あわせて6人です。西之表港を出発し、漁船で馬毛島に到着した6人。基地工事の着工後、初めての上陸で、葉山港周辺や漁業集落の入会地を視察しました。 原告の1人で、馬毛島周辺でナガラメやトビウオなどを捕っていた漁師の男性は、「漁場を全部取られてしまった」などと訴えました。 漁師 濱田純男さん(69) 「漁民のためじゃなくて、防衛省が使うためにこんな工事をずっとしている。」 「我々の漁場は全滅。全て破壊してしまっている」 また、同行した弁護士は次のように話しました。 弁護士 塚本和也さん 「少なくとも、この葉山漁港周辺は上陸できることが明らかになった。皆さんにも上陸してもらって、現地を見て足で踏みしめて、馬毛島問題について考えてほしい」
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