【京成杯】新馬勝ち馬も内容次第でいきなり通用 東大HCの本命はバードウォッチャー
ソールオリエンスに続け
今週日曜日は中山競馬場でGⅢ・京成杯が行われる。1勝クラスを勝ったアーバンシック、ジュンゴールドに、バードウォッチャーら新馬、未勝利勝ちから直接挑戦してくる馬、重賞を経験したダノンデサイルなど、様々な路線からメンバーが集まった。 【日経新春杯2024 推奨馬】極上の末脚が京都コースで炸裂する! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 昨年覇者のソールオリエンスは次走で皐月賞を制覇。今年もここからクラシック戦線へと羽ばたいていく馬が出ることを期待したい。今週も過去10年のデータから馬券戦略を検討していく。
新馬勝ち即通用
<京成杯の前走クラス別成績> 新馬【4-1-3-11】勝率21.1%/連対率26.3%/複勝率42.1% 未勝利【0-4-2-24】勝率0.0%/連対率13.3%/複勝率20.0% 1勝クラス【3-2-3-30】勝率7.9%/連対率13.2%/複勝率21.1% OP【1-1-0-8】勝率10.0%/連対率20.0%/複勝率20.0% GⅢ【0-1-0-15】勝率0.0%/連対率6.3%/複勝率6.3% ※今年該当馬がいないクラスは省略 京成杯は新馬勝ちから直接挑戦してきた馬が勝率21.1%、複勝率42.1%といきなり好成績を残すレースで、単勝回収率も167%。ベタ買いするだけで黒字だ。特に前年末のホープフルSがGⅠに昇格して以降の6回では、新馬勝ち直後の馬が4勝を挙げている。また未勝利戦勝ち馬も、勝利こそないが2着は4回。1勝馬というだけで敬遠することは避けたい。対照的に前走GⅢ組は16年2着のケルフロイデを除きすべて馬券圏外に沈んでいて、こちらは信頼を置きにくい。 ここからはそれぞれの内訳を掘り下げる。まず前走新馬勝ち馬について見てみると、そこで上がり3F最速だった馬が【2-1-3-5】で複勝率54.5%、単勝回収率218%。また、3番人気以内だった馬が【4-1-2-6】複勝率53.8%、単勝回収率244%とこちらも好成績だ。新馬戦で高いパフォーマンスを期待され、実際に発揮できた馬はそのままここでも通用しやすい。今回の出走メンバーで両方に該当するのはグローリーアテイン、バードウォッチャーの2頭だ。 次に前走1勝クラス組について。ここは前走2着以内【3-2-2-12】、3着以下【0-0-1-18】と連対が最低条件。また前走2着以内でも、京成杯当日4番人気以下だと【0-0-1-8】と人気をくつがえすことは難しい。前走1勝クラスの馬からは穴の好走がほとんど出ていない。なお、前走逃げ先行策で連対した馬が【1-1-1-5】複勝率37.5%、差し追込での連対馬が【2-1-1-7】複勝率36.4%。脚質については前か後ろかで大きな差はない。 前走で未勝利を勝った馬は、タイム差なしの勝利だと【0-0-0-8】、0秒1でも差がついていれば【0-4-2-16】。タイム差に注目して取捨を決めるべきと言える。また前走OP組は前走中山の馬が【0-1-0-7】で意外と活躍できていない。