三井住友FG、利益1兆円超えへ 2年連続、「国内経済が再成長」
三井住友FGの2026年3月期連結純利益は1兆2千億円を上回り、2年連続で節目の1兆円を超える見通しだ。中島達社長が27日までに共同通信のインタビューで明らかにした。半導体やデータセンター向け設備資金の需要が増え「国内経済が再成長し始めている」と述べた。日銀の利上げによる利ざや改善も追い風だ。 トランプ次期米大統領が掲げる関税強化や働き手減少につながる移民対策を挙げ「リスクはこれまで以上に大きいかもしれない」と指摘した。 収益拡大の鍵として、個人顧客がグループの金融機能を一つのスマホアプリで利用できるサービスを「さらに便利にする」と語り、旅行サイトとの連携などを進める方針を示した。