巨人キラー広島・大瀬良 マツダG戦12勝1敗 シュート増で今季被本塁打は6戦0 岡本和仕留めて「感情が爆発しました」
「広島2-0巨人」(17日、マツダスタジアム) Gキラーここにあり!広島先発・大瀬良大地投手(32)が6回5安打無失点で2勝目をつかんだ。これで本拠地・マツダスタジアムでの巨人戦は、通算21試合で12勝1敗。「走者を出しましたけど、いろんな球種を使って抑えられた」と汗を拭った。 【写真】お立ち台で小園に頭を下げて感謝する大瀬良 めっちゃにやけてますやん 毎回走者を背負う投球で要所を締め続けた。特に2点リードの五回は、バント処理での自身の悪送球と遊撃手・矢野の失策で2死満塁のピンチを迎えた。打席には4番・岡本和。「気持ちで負けたらダメだと、絶対抑えてやるという思いでいった」。最後は内角シュートで詰まらせての左飛に仕留め、こん身のガッツポーズも披露。お立ち台では「ホッとした気持ちと、やったぞ!という気持ちで感情が爆発しました」と笑顔を見せた。 今季はここまでシュートが効いている。昨季は投球割合が5%に満たなかったが、今季は10%前後に倍増。得意球であるカットボールと反対の変化をするシュートが増えたことで「シュート系、フォーク系の球が(相手にとって)邪魔になっているのかなと思う」と分析する。実際に昨季は15発浴びた本塁打が、今季は6戦を投げ終えていまだに0。「うまく的を絞らせていないことで、強振しづらい状況にできているのが良いのかなと思う」と手応えをにじませる。 新井監督はカード頭で好投の右腕を「粘りのナイスピッチングだったと思うね」と称賛。好調を維持する投手陣の中で、背番号14がさらに存在感を高めていく。