JR東海の「もれなく富士山キャンペーン」で“富士山との旅”を満喫!
JR東海では、「富士山×〇〇」をテーマとした「もれなく富士山キャンペーン」を2025年3月31日(月)まで展開中。新幹線のチケットと富士山眺望を楽しみながらの宿泊、温泉、グルメ、体験などがセットになった旅行プランをラインナップし、それぞれのプランに特典やノベルティが付属。今回、プレスツアーで体験したいくつかのプランを紹介する。 【写真】網に乗せたかつおを炎のなかへ。焼き加減は横で見てもらえるので安心 ■「もれなく富士山キャンペーン」とは? 「もれなく富士山キャンペーン」では、富士山眺望とセットで楽しめる観光プランを展開。「富士山×レジャー・体験」、「富士山×グルメ・お酒」、「富士山×サウナ・温泉」、「富士山×観光施設・名所」など、多岐にわたるプランを用意している。 ■「かつおと燻製の専門店 川直」で大迫力の藁焼き体験 日本有数の漁港で知られ、まぐろかつお漁が盛んなことでも有名な焼津にある「かつおと燻製の専門店 川直」(静岡県焼津市城之腰15)。この創業明治10年の老舗で体験できるのが、「藁(わら)焼き体験」で、料金は大人1人2300円~2800円。焼津港で水揚げされた厳選かつおを大量の藁を使って炙り、その場でつくりたての「かつおのたたき」を試食できる。 代表の山口直之(十二代目)さんによる、かつおの解体ショーも見学。頭と内臓を取り除き、背びれを取り、腹骨と血合い骨を切り取り、あっという間に三枚におろしていく。かつおのサクが完成。 燃え上がる藁、そこに網に乗せたかつおを入れて焼く。焼き加減は山口さんが隣で見守り、引き上げるタイミングを教えてくれる。焼いたあとはそのまま駿河湾の海洋深層水で作った氷水に浸け、締めて旨みを閉じ込める。適度に焼き目のついたかつおを、再び山口さんが手際の良い包丁さばきで刺身にし、その場で試食。添えてあるピンクソルト、たまねぎと一緒に食べるのもおすすめだ。 体験後には地元・焼津に人がおすすめする「富士山ビュースポットMAP」ももらえるので、持ち帰り用のかつおを近くのビュースポットで富士山を眺めながら食べるという粋な楽しみ方もできる。 ■富士山本宮浅間大社で「美の願い体験」 全国有数のパワースポットである富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市宮町1-1)で、“美”を祈願できるプラン。同神社の御祭神である「木花之佐久夜毘売命(コノハナサクヤヒメ)は、日本神話で最も美しいと誉れ高い女神。桜が咲き誇るような美しさを持つ美の女神にあやかり、体験者の美しくなりたい想いを天に届ける。料金は大人ひとり1800円で、体験セットとして「願い用紙」「御朱印台紙」「御朱印ケース」「体験の手引き」が含まれる。 願い用紙の「どのように美しくなりたいか」を書き込むスペースに思いを記入。外見的な美しさでも、内面の美しさでも、「美しい生き方」といったスタンスでもよし。願いを書き終わったら、7カ所ある「湧き水スポット」(スポットに残る言い伝えにより、良縁、上昇、実り、誕生、浄化、成功、輝き、と湧き水が秘める意味もさまざま)のいずれかで願い用紙を水に浸す。すると女神からのメッセージが浮かび上がる、という流れに。美しくなった先に願うことを考えて「湧き水スポット」を選ぶのがポイントだという。 その後、富士山本宮浅間大社に参拝。初穂料500円を収めると、ツアーオリジナルの御朱印をもらえる。御朱印はコノハナサクヤヒメが描かれた台紙と重ねると桜が咲いたようなデザインになる仕掛けで、本プランだけの特別仕様。御朱印ケースには願い用紙を貼るスペースもあるので、一緒に持ち帰ろう。 ■「国宝 久能山東照宮」の社殿を体験プラン限定で見学 徳川家康公を祀る久能山東照宮(静岡県静岡市駿河区根古屋390)の境内には、400年の歴史で一度も一般公開されてこなかった禁足地「鎮守の杜」が。位の高い神職を除いて足を踏み入れることができなかった極めて神聖な場所を、「もれなく富士山キャンペーン」では3日間限定で特別公開。料金は大人ひとり7000円、開催日時は2024年12月14日、2025年1月25日、3月2日の13時~16時(※完売となったため現在、販売中止)。 まず、静岡県内で唯一の国宝建造物に指定されている拝殿を見学。ここでは精神修養を体験できる。神職にお祓いをしてもらったあと、東照公御遺訓を参加者が唱和。そして神棚に向かって二礼二拍手一礼した。 その後、いよいよ禁足地「鎮守の杜」へ。断崖絶壁のけもの道を約20分登ると、ようやく山頂の「末社愛宕神社」に到着。この社の扉を開けると、その裏手にそびえる富士山の絶景が拝めるそうだが…古社は大きくえぐれた岩盤の上に建っている状態で、いつ崩落してもおかしくないため、安全を最優先して、遙拝後に下山。 ちなみに、社殿など国宝の維持管理には莫大な費用がかかっているとのことで、拝観料やツアー代金の一部は、そうした費用に充当されるようだ。 ■富士山ビューの絶景!「風景美術館 日本平ホテル」 エントランスから中に入り、真っすぐに進めば、正面ガラス張りの向こうに雄大な富士山、静岡の街並み、駿河湾、三保の松原という絶景が広がる日本平ホテル(静岡県静岡市清水区馬走1500-2)。この日本平ホテルの別棟(2022年に開業)にあるカフェレストラン「ガーデンラウンジ」のケーキセットプランが楽しめる。富士山、駿河湾、静岡市街を臨むことのできる“超絶景”の窓側席で、ケーキひとつ、ドリンク1杯がついてきて、大人ひとり1200円。通常は事前受付不可だが、「もれなく富士山キャンペーン」限定でEXサービス会員向けに事前予約を受け付けている。 ■富士山の眺望と360°海に囲まれた無人島の「淡島ホテル」 「もれなく富士山キャンペーン」には、宿泊プランも複数用意されている。今回体験したのが、海に囲まれた無人島のリゾート「淡島ホテル(静岡県沼津市内浦重寺186)」に宿泊できるプランで、全室オーシャンビューの絶景と、静岡の海の幸・山の幸を用いたフレンチ&日本料理が堪能できる。特徴的なのがホテルへのアクセス方法で、JR東海道新幹線の三島駅から送迎シャトルバスで淡島桟橋まで行き、桟橋から約5分かけて船で淡島へ。送迎船の運行間隔は約15分で、無料で利用できる。淡島桟橋からホテルまで、無料の送迎船が利用可能。料金は夕食付きが2万6950円~3万7950円、朝食ビュッフェ付きが2万1450円~3万2450円で、夕食はフレンチか和食を選べる(料金はいずれも2名1室利用時の大人1名分)。 何より驚くのは、その豪華さ。まるで美術館のような装飾に、広々とした部屋、さらに館内には温泉も。ベランダからもバスルームからもオーシャンビューを楽しむことができ、そのかなたには富士山が。無人島のためコンビニなどはなく、日用品で必要なものは事前に調達しておくことを忘れずに。 JR東海の「EX 旅先予約」「EX 旅パック」で2025年3月31日まで展開されている「もれなく富士山キャンペーン」。富士山がよりきれいに見られる季節に、富士山を楽しみながらの宿泊、温泉、グルメ、体験など、さまざまな観光プランがあるので、気になった人はチェックしてみよう。 ※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。 取材・文=浅野祐介