浦山純子のピアノとワインのマリアージュ
“都会のど真ん中に潜む大人の隠れ家”霞町音楽堂(西麻布)の新企画“五感で楽しむ霞町音楽堂サロンコンサート”vol.1「ピアノとワインのマリアージュ」公演が目前だ。 “ワイン・バー併設のコンサートホール”として知る人ぞ知る霞町音楽堂の特徴といえば、クラシック音楽を飲みながら楽しむという、音楽本来の魅力を追求したこと。そう、クラシック音楽の歴史を辿ってみれば、教会での礼拝のための音楽と、王侯貴族の食事のためのBGMがその起源。欧米では今もあたりまえのように続けられるこの素敵な流れが、日本において定着しないのは、“クラシック音楽はかしこまって聴くもの”という固定概念からスタートしたからに他ならない。ジャズのライブハウス同様、ワイン片手に楽しむクラシックコンサートの楽しみは、コンサートホールでの厳粛な時間とは一味違う、親しみやすさに満ちた時間であることを知ってほしい。 さて、新企画の記念すべき第1回出演者は、スタインウェイ・アーティストとしてその名を知られる実力派ピアニスト、浦山純子だ。「ピアノとワインのマリアージュ」と題されたこの公演の注目ポイントは、もちろん浦山純子のピアノであることもさることながら、タイトル通り、ワインとお洒落な食事が楽しめること。そして、この食事を担当するのが、神楽坂の音楽バー「グリー」で長く料理を手掛けていた凄腕シェフ長谷川浩司であることにも注目したい。 さてさて、ピアノとワインに素敵な料理がついた非日常空間の居心地やいかに!? 五感で楽しむ霞町音楽堂サロンコンサート 12月14日(土) 霞町音楽堂